「センノシド」と「ビサコジル」にどのような違いがあるのか教えてください。
どちらも大腸刺激性瀉下成分に分類されますが、ビサコジルには糞便のかさを増大させる働きもあるとされます。
便秘薬をお探しのお客様に、「センノシドとビサコジルって何が違うの?」と聞かれて困ってしまいました。
酸化マグネシウムと大腸刺激性瀉下成分の違いについては予習していたのですが、「同じ大腸刺激性で何が違うの?」との質問は、私にはハードルが高すぎました。
結局、薬剤師さんにバトンタッチしたのですが、その後こちらも忙しくなってしまい、薬剤師さんから回答を得ることができませんでした。 お客様にわかりやすい説明をしたいので、これらの違いについて教えてください。
【村松】
ビサコジルには糞便のかさを増大させる働きもあるとされますが、胃でも作用するため注意事項があります。
以下に各成分の特徴を記載します。
ビサコジル
大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促すと考えられている
結腸での水分の吸収を抑えて、糞便のかさを増大させる働きもあるとされる
内服薬では、胃内で分解されて効果が低下したり、胃粘膜に無用な刺激をもたらすのを避けるため、腸内で溶けるように錠剤がコーティング等されている製品(腸溶性製剤)が多い
腸溶性製剤の場合、胃内でビサコジルが溶け出すおそれがあるため、服用前後1時間以内は制酸成分を含む胃腸薬の服用や牛乳の摂取を避けることとされている
センノシド
生薬のセンナ中に存在する成分である
胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている
▶ 参考:厚生労働省 登録販売者試験問題作成に関する手引き https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
なお、今回の質問には出てきていませんが、「ピコスルファートナトリウム」は大腸刺激性瀉下成分の中では作用が比較的マイルドだと言われているため、初めて使う方などに向くと考えられます。
