漢方薬の「中将湯」と「実母散」の違いを教えてください。
中将湯は「様々な症状を訴える方」に、喜谷實母散は血行不良や冷えなどの「症状がはっきりしている方」にすすめるのがよいでしょう。
漢方薬の「中将湯」と「実母散」の違いを教えてください。
【村松】
私も詳しく存じ上げない商品ですが、以下のサイトで製品を比較したので、特徴を記載します(あくまで個人的な見解です)。
引用元『中将湯|家庭薬ロングセラー物語|日本家庭薬協会』 https://www.hmaj.com/kateiyaku/chuujou/
引用元『喜谷實母散|家庭薬ロングセラー物語|日本家庭薬協会』 https://www.hmaj.com/kateiyaku/jitubosan/
中将湯
上記サイトには
月経や更年期障害に伴う頭痛、肩こり、腹痛、腰痛、冷え、のぼせ、めまい等の不快な症状を改善します。
と記載があり、シャクヤクやトウキが処方の中心となっています。
シャクヤクは鎮痛鎮痙作用、鎮静作用を示し、内臓の痛みにも用いられます。トウキは血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和する作用を期待して用いられます。
そのため、婦人の症状に伴う「痛み」の症状が強い場合は、中将湯が選びやすい印象があります。
喜谷實母散
上記サイトには
婦人薬の中心処方となるトウキ、センキュウが成分全体の40%を占めており、駆於血剤であるセンコツを多く含んでいる
と書いてあります。
トウキ、センキュウは血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和する作用を期待して用いられます。センコツは血の滞りを改善する生薬ですので、これらの作用がメインになると考えられます。
なお、添付文書に記載のある両者の「効能効果」は同じですが、中将湯は16種類、喜谷實母散は11種類の生薬で構成されています。 そのため、中将湯の方が「より広い症状(様々な症状を訴える方)」にすすめやすく、喜谷實母散は血行不良や冷えなどの「症状がはっきりしている場合」に選ぶとよさそうです。
