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睡眠薬を自宅に忘れた旅行中の高齢者から、「睡眠改善薬はないか」と聞かれました。販売してもよいですか?

高齢者が睡眠改善薬を使うと転倒リスクがあります。強い要望がない限り、販売しない対応がベストです。

質問

  • 70代女性

  • 現在旅行中

  • 普段飲んでいる睡眠導入剤の「レンドルミン(ブロチゾラム)」と、「途中覚醒を防ぐ睡眠薬」を自宅に忘れてしまった

上記のお客様から、「間に合わせで使える睡眠改善薬はないか」と相談を受けました。 病院の薬と同じものはない旨を伝えましたが、眠れないのはつらいとのことだったので、ジフェンヒドラミン塩酸塩の「ドリエル」や「スリーピン」をおすすめしました。

お客様はドリエルを購入していきましたが、本当にこれでよかったのかと心配になっています。

回答

【鈴木】

70代の高齢者ということで、売らずに旅行中過ごしてもらうのも有力な選択肢だったと思います。高齢者でなければその対応でよかったでしょう。 ドリエル(成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩)は、高齢者には注意が必要です(添付文書では「相談すること」に該当)。高齢者では効果が強く出たり、反対に神経が高ぶる恐れがあります。服用後のふらつきによる転倒のリスク(高齢者の転倒は非常に危険)も頭に入れておきたいです。

禁忌ではないため、お客さまの強い要望であれば、1日だけですし、売っても問題はございません。次の接客に生かしていただければと思います。

鈴木伸悟

薬剤師。書籍の執筆や全国各地での講演を通してOTC医薬品の正しい知識を発信中。